お客様に対しては、自分の立場を低めることで相手を高める控えめな姿勢が重要です。
その控えめな姿勢や心構えが「謙譲心」であり、その姿勢を伝えるのが「謙譲語」なのです。
デリヘルでのドライバー業務においても、お客様に対してはもちろんのこと、コンパニオンの対しても、この「謙譲語」を駆使することが要求されます。
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風俗の送迎ドライバー業務に「謙譲心」はなぜ重要なのか?
「謙譲(けんじょう)」とは、「相手に対してへりくだり譲る」ことです。自分の立場を低めることにより相手を高めます。また控え目であるさまをいいます。「謙遜」や「謙虚」などの言葉と同様な意味と捉えたら良いでしょう。
「謙譲」とは全く正反対の言葉が「驕慢(きょうまん)」です。驕慢(きょうまん」とは、「おごり高ぶって人を見下す」ことです。相手を見下した言動や勝手なことをするそのさまをいいます。「傲慢」や「高慢」や「不遜」などの言葉と同様です。この「謙譲」と反対の「驕慢」とを比較すれば、どちらが重要かは一目瞭然だと思います。
「謙譲」の姿勢や心構えである「謙譲心」は、「サービス業での接客応対に必要な対人能力の基本」なのです。デリヘルでのドライバー業務においては「謙譲心」が表れる「謙譲語」を遣うことが要求されます。
この「謙譲心」や「謙譲語」が欠けることにより、お客様に対して失礼・無礼な態度や言葉遣いを無意識にしてしまい、不愉快な思いをさせてしまうような結果になりかねません。
お客様に対しては、絶えず感謝の気持ちと敬意を払う意味でも、「謙譲心の伝わる謙譲語」を使い、「お客様を引立てて、気持ち良く満足していただく」ことが重要です。この「謙譲心」や「謙譲語」は「トラブルやクレーム対応」の時でも、解決のキーポインになりますので、日頃から意識して身に付けておくべき心構えです。
風俗の求人に応募する前に、謙譲語の基礎を確認しよう
お客様に対しては、日常業務で同僚などと会話するような言葉遣いでは失礼にあたります。普段慣れていない言葉遣いは、自然には出てきません。お客様に対して自然に「謙譲語」や「尊敬語」でお話しできるように習得しておくことが必要です。
接客等でよく使う主な「謙譲語(尊敬語)」を列記します。
- 「わたし」⇒「わたくし」「わたくしども」
- 「する」⇒「いたす」「いたします」
- 「言う」⇒「申す」「申し上げる」
- 「聞く」⇒「うかがう」「うけたまわる」「お聞きする」
- 「訪ねる」⇒「うかがう」「お訪ねする」「参上する」
- 「尋ねる」⇒「うかがう」「お尋ねする」
- 「見る」⇒「拝見する」
- 「見せる」⇒「お目にかける」「お見せする」「ご覧に入れる」
- 「知る」⇒「存じる」「存じ上げる」
- 「知らせる」⇒「お耳に入れる」「お知らせする」
- 「思う」⇒「存じる」「存じます」
- 「分かる」⇒「承知する」
- 「会う」⇒「お目にかかる」「お会いする」
- 「行く」⇒「うかがう」「おうかがいする」
- 「帰る」⇒「帰らせていただく」
- 「待つ」⇒「待たせていただく」
- 「送る」⇒「送らせていただく」
- 「与える」⇒「差し上げる」「進呈する」「献上する」
- 「もらう」⇒「いただく」「たまわる」「頂戴する」
- 「受ける」⇒「拝受する」「お受けする」
- 「借りる」⇒「拝借する」「お借りする 」
ここで紹介した「謙譲語」には、ドライバー業務においてもよく遣う言葉があります。
お客様とは直接ご対面することは少なく、電話を通じた「丁寧な言葉遣い(謙譲語)」だけで、ドライバーとしてではなく、「お店の代表」として評価されるのです。
お客様は、従業員の接客応対での言動や言葉遣いなどで、そのお店の評価をされます。
丁寧な「謙譲語」を遣うことで、電話の向こう側のお客様に、ドライバーの「謙譲心」が伝えられることが出来れば、「上質なドライバー=上質なお店」として評価されます。
また車に同乗しているコンパニオンからも好感を得られることになります。